私たちの想い
来てよかったと思っていただける
クリニックを実現するため、
スタッフ全員でつくった8つの信条を守ります。
すべての人の笑顔のために、
私たちができること
- 患者さんひとりひとりの気持ちに寄り添い、温かく接するよう努めます
- 患者さんから信頼してもらい、地域に必要とされるクリニックを目指します
- ひとりひとりの多様性を認め、尊厳を最大限に重んじます
- 自らの笑顔と学びを忘れません
- 気軽に立ち寄れるクリニックを目指します
- お待たせしないよう心がけます
- 病気にかからないように、再発しないように予防医療を実践いたします
- 自分自身や家族がかかりたいクリニックを目指します
治療方針
精神療法
精神療法に関しては、当クリニックでは以下の2つの診療を行っており、ご希望に応じてご案内させていただきます。
- 保険診療の範囲内での一般精神療法
- 公認心理師による自由診療枠のカウンセリング(※保険証対象外)
また、経験豊富な公認心理師による心理検査(発達検査、知能検査も含む)も実施しております。
各種診断書の作成・更新についてもお気軽にお申し付けください。
その他の専門的な心理療法については随時ホームページや院内掲示にてお知らせいたします。
薬物療法
薬物療法に関しては、必要最小限の使用量とし、ベンゾジアゼピン受容体作動薬を極力用いない治療を心掛けています。
漢方薬を用いることもあります。当初はお薬の助けを借りながらも、いずれお薬を卒業できるように目指します。
睡眠衛生指導
食事、運動と並び、健康を支える3大要素の1つである睡眠。十分な質の良い睡眠を得ることで疲弊した脳は「充電」されて回復します。毎日のよい眠りを確保するために、睡眠について適切な知識を持ち、自分自身で生活や睡眠の乱れを改善、予防していくことがとても重要です。
運動療法
睡眠、食事と並び、健康を支える3大要素の1つである運動。これらはどれも重要ですが、運動はこれを行うことにより、食欲の増進や睡眠の改善が期待できるので、これら3つの中で特に重要です。運動がメンタルヘルスの維持改善に効果的であることが多くの研究で報告されています。最近では、うつ病患者を対象としたランダム化比較試験およびそれらの研究をもとにしたメタ解析においても、運動が抑うつの改善に有効であることが示されています。
栄養指導(栄養精神医学)
栄養と精神の関係は未だ十分に解明されてはいないことが多く、エビデンスも十分に構築されていませんが、食事や栄養状態を改善することで心身の不調が軽減され、減薬につながることがあります。
『栄養精神医学』とは、精神症状・身体症状・向精神薬に対する食事・栄養・腸管の影響を考える精神医学の一分野です。
当たり前の話ですが、私たちは、「食べて体に取り入れたもの」から出来ています。身体を構成する「材料」が必要です。
私たちの身体は、生まれた時からずっと同じ細胞がそこにあるのではありません。
毎日、3000憶個の細胞が寿命を迎えて死に、そして3000憶個の細胞が新たに作られると言われています。
この細胞が内臓・骨・筋肉・血管・皮膚・髪の毛などになります。毎日少しずつ入れ替わり、生まれ変わっています。
これらの細胞を作るには材料のタンパク質が必要です。タンパク質はアミノ酸で出来ていますから、つまりアミノ酸が必要です。精神科領域にとって大切な脳内ホルモン(ドパミン・ノルアドレナリン・セロトニン・メラトニン・グルタミン酸・GABAなど)と言われる物質を作るのには、タンパク質、鉄、カルシウム、マグネシウム、銅、ビタミンB群、ビタミンCなどの存在が必要です。向精神薬を内服して、これらの脳内ホルモン量を増やそうとしても、根本的な材料であるこれらの栄養素が不足していると、脳内ホルモン量は増加し辛く向精神薬の効果が乏しくなります。
そもそも、現代の医学は「栄養は足りている」という前提で話が進んでいます。飽食の時代ですから、「量的(カロリー的)」に足りないのではありません。ところが、多くの人が、糖質過多、必須アミノ酸不足(タンパク不足)、必須脂肪酸不足、ビタミン不足、ミネラル不足という状態に陥っていることが多いようです。
「質的」に足りないことが多いのです。
「お腹いっぱいに食べていれば栄養は足りている」とは必ずしも言えず、身体にとって必要な各栄養素を、それぞれ十分量摂取出来ているかが大切です。
食事や栄養の影響で精神症状がより重症化していたり、腸管の状態が経口薬の血中濃度に影響を与えていたり、腸内環境の悪化が精神症状に影響していたりすることがあります。
精神症状のある患者さんに対して、身体的要因のひとつである栄養学的要因を十分に考慮する必要があります。
栄養学的要因により症状が遷延または難治化していたり、向精神薬の効果が乏しくなるために多剤の一因になったりする可能性があります。
そのため、血液検査など必要な検査をきちんと行い、栄養学的な要因を考慮することで治療効果が高められることがあります。
当クリニックでは、このような観点から、栄養学的評価および栄養療法も重要視しています。
環境調整
学校環境、職場環境、経済的環境、生活環境などに対するアプローチや、介護・福祉的支援制度の利用など。
当クリニックには、経験豊富な精神保健福祉士(PSW)がおりますので、患者さんに合わせた手厚いサービス提供が行えます。
院長メッセージ
北 英二郎 (きた えいじろう)
鹿児島県鹿児島市出身
これまで一貫して精神科医療に従事して参りました。
その経験を活かし、当クリニックでは幼児期から高齢期まで幅広い世代の患者さんのお悩みに対応いたします。
医療を通じて病気をよくすることはもちろんのこと、皆さまとのご縁を大切にし、来てよかったと言っていただけるクリニックを目指しております。
経歴
- 2005年3月
- 熊本大学医学部医学科卒業
- 2007年4月~
- 熊本大学医学部付属病院 臨床研修医
- 2009年4月~
2010年10月 - 熊本大学医学部付属病院 こころの診療科
- 2010年11月~
2012年3月 - 向陽台病院
- 2012年4月~
- 宮崎県立延岡病院 心療内科・精神科 診療科長
- 2016年4月~
- 医療法人 明薫会 長嶺南クリニック 副院長
- 2020年4月~
- 医療法人 明薫会 熊本心身医療クリニック
- 2020年8月~
- 長嶺北クリニック院長
- 非常勤
(2016年4月~) - 済生会熊本病院 心療内科・精神科
- 2022年10月~
- 医療法人久和会 長嶺北クリニック 理事長
所属学会
- 日本精神神経学会
- 日本児童青年精神医学会
- 日本青年期精神療法学会
- 日本EMDR学会
- 日本予防医学会
資格
- 日本精神神経学会精神科専門医・指導医
- 精神保健指定医
- 日本医師会認定産業医
- EMDRトレーニング修了
- 臨床研修指導医
- 精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会修了者
主な活動
- 2012年4月~
2016年3月 - 宮崎県延岡市就学指導委員会委員。
- 2014年4月
- 宮崎県初の児童心理治療施設「ひむかひこばえ学園」の開設および職員教育に携わる。
- 2014年12月
- 宮崎県立延岡病院にDELTAプログラム(Delirium Team Approach Program)導入。
- 2015年
- 延岡市自殺対策行動計画の策定に尽力。
- 2017年12月
- 済生会熊本病院にDELTAプログラム(Delirium Team Approach Program)導入。
その後も、谷田病院、鶴田病院、済生会下関病院へのDELTAプログラム導入に携わる。
趣味
釣り、アウトドア、ガーデニング、家庭菜園、水泳、お笑い番組を観ること